
小彼岸も
弥生待つ身の
賑やかし

小彼岸も
弥生待つ身の
賑やかし

紅梅の
隣の桜
春を待つ

北颪
どこ吹く風の
苔むし灯篭

晴天に
名も知らぬ花
春を待つ
明日はまた晴れそう
久々の休日だし
だから
眠らなきゃ
自分だけ
不景気な面で
セロトニンが足りない
そんなのは嫌だ
緊張ばかりで
アドレナリンを
持て余して
どうにもならないので
深呼吸をしてみる
明日はまた晴れそう
久々の休日だし
だから
眠らなきゃ
自分だけ
不景気な面で
セロトニンが足りない
そんなのは嫌だ
たまり始めた
不安をぶら下げて
明日を覗くと
悲観に
飲み込まれそうになる
泥のように眠りながら
見えた景色に
地平はあっただろうか
朝日の気配は
したのだろうか
一日数回しか停まらない
さびれた駅で
もう夕日が
沈みそうで
途方に暮れる
一番星が煌々と
笑ってやがる
それでも
明日はくるし
日はまた昇る
そう思いなおして
帽子を
深々と被りなおす
止まない雨はないんだから
そう信じて
日課になっている
寝る前の犬の散歩
寝ぼけ眼のバカ面を
夜空に向けると
三日月が
煌々と輝いて
雲一つない
明日の朝は
霜が降りるし水道が凍るかもしれない
そんなことを
考えながら
すぐ近くにある
オリオン座を確認する
僕がいなくても
何万年と
繰り返した情景なのだろう
煌々と輝いて
三日月は静かにしている
明日はとても寒くなる
年の瀬で
気ぜわしいのだが
仕事納めが済んで
一息ついたんだけど
眠れない
時計の秒針の音を
ずっと聞いていたけど
何か落ち着かなくて
来年の抱負を
考えてみたり
日記の余白を埋めてみたり
静かなような
気ぜわしいような
それでも
夜は更けていく
明日の朝は
冷え込みそうだ
夜空に
オリオンを探す
犬と一緒に
寒空を見渡している
逸話は
もう忘れてしまったし
それは
どうでもいいのだけれど
冬が来たのを
告げる星座の
ベルトの部分の
三連星が
煌々と
輝いて
犬と私の
吐く息が
真っ白になって