セロトニンが足りない

明日はまた晴れそう
久々の休日だし
だから
眠らなきゃ
自分だけ
不景気な面で
セロトニンが足りない
そんなのは嫌だ

緊張ばかりで
アドレナリンを
持て余して
どうにもならないので
深呼吸をしてみる

明日はまた晴れそう
久々の休日だし
だから
眠らなきゃ
自分だけ
不景気な面で
セロトニンが足りない
そんなのは嫌だ

dawn

たまり始めた
不安をぶら下げて
明日を覗くと
悲観に
飲み込まれそうになる

泥のように眠りながら
見えた景色に
地平はあっただろうか
朝日の気配は
したのだろうか

一日数回しか停まらない
さびれた駅で
もう夕日が
沈みそうで
途方に暮れる
一番星が煌々と
笑ってやがる

それでも
明日はくるし
日はまた昇る
そう思いなおして
帽子を
深々と被りなおす

止まない雨はないんだから
そう信じて

幾星霜

日課になっている
寝る前の犬の散歩

寝ぼけ眼のバカ面を
夜空に向けると
三日月が
煌々と輝いて
雲一つない

明日の朝は
霜が降りるし水道が凍るかもしれない
そんなことを
考えながら
すぐ近くにある
オリオン座を確認する

僕がいなくても
何万年と
繰り返した情景なのだろう
煌々と輝いて
三日月は静かにしている
明日はとても寒くなる

無題

年の瀬で
気ぜわしいのだが
仕事納めが済んで
一息ついたんだけど
眠れない

時計の秒針の音を
ずっと聞いていたけど
何か落ち着かなくて
来年の抱負を
考えてみたり
日記の余白を埋めてみたり

静かなような
気ぜわしいような
それでも
夜は更けていく
明日の朝は
冷え込みそうだ

オリオン

夜空に
オリオンを探す
犬と一緒に
寒空を見渡している
逸話は
もう忘れてしまったし
それは
どうでもいいのだけれど

冬が来たのを
告げる星座の
ベルトの部分の
三連星が
煌々と
輝いて


犬と私の
吐く息が
真っ白になって