日課になっている
寝る前の犬の散歩
寝ぼけ眼のバカ面を
夜空に向けると
三日月が
煌々と輝いて
雲一つない
明日の朝は
霜が降りるし水道が凍るかもしれない
そんなことを
考えながら
すぐ近くにある
オリオン座を確認する
僕がいなくても
何万年と
繰り返した情景なのだろう
煌々と輝いて
三日月は静かにしている
明日はとても寒くなる
日課になっている
寝る前の犬の散歩
寝ぼけ眼のバカ面を
夜空に向けると
三日月が
煌々と輝いて
雲一つない
明日の朝は
霜が降りるし水道が凍るかもしれない
そんなことを
考えながら
すぐ近くにある
オリオン座を確認する
僕がいなくても
何万年と
繰り返した情景なのだろう
煌々と輝いて
三日月は静かにしている
明日はとても寒くなる
年の瀬で
気ぜわしいのだが
仕事納めが済んで
一息ついたんだけど
眠れない
時計の秒針の音を
ずっと聞いていたけど
何か落ち着かなくて
来年の抱負を
考えてみたり
日記の余白を埋めてみたり
静かなような
気ぜわしいような
それでも
夜は更けていく
明日の朝は
冷え込みそうだ
夜空に
オリオンを探す
犬と一緒に
寒空を見渡している
逸話は
もう忘れてしまったし
それは
どうでもいいのだけれど
冬が来たのを
告げる星座の
ベルトの部分の
三連星が
煌々と
輝いて
犬と私の
吐く息が
真っ白になって
気が付くと
落ち葉を踏んだ
足音に
囲まれていた
随分
夏が長くなって
秋は駆け足になった
いつのまにか
秋も
終わろうとしている
落ち葉の音が
そうささやいていた
多様化
平等
自由
なんて言いながら
目の前にある壁に
無関心で居続けるのか
多様性や自由が
無気力の
言い訳になり下がって
目の前の壁を
乗り越えないでいる
情熱や
熱意のない
怠惰を
無気力を
自由と言い張る
そうやって
延々
緩やかな坂道を
転げ落ちるのも
多様性と
自由なので
傍観するしかないのか
街路樹が
身を震わせて
冬の準備に
忙しい
収穫祭は
終わったのに
半袖で
十分平気だし
金木星は
まだ香らない
夏の気配が
色濃く残り
冬の足音は
間近にある
春以外が
一堂に会する
この公園で
僕は
一息ついて
お茶を飲んでいる
つくつくぼうしも
鳴き止んだ
入道雲は
まだ
威厳を保っているけれど
祭囃子とともに
終わりが訪れる
街路樹に
道端に
夏は過ぎたと
花が咲き
静かに
終わりが訪れる
ススキが 波打ち
行進するのを
蜻蛉が
威風堂々
護衛仕る
静かに
終わりが訪れる
自由自由とありがたがるが
自由の活かし方を
教えてくれる人はいないままで
人それぞれで自己責任だと
そういう事実だけが残るので
怖くなって本当の自由というものが
何なのか考えられなくなる
お互い規制しあって
空いた隙間の
自由が有難いのであって
地平線の向こうまで
続く
そんな自由を
誰もありがたがらない
理想としての自由と
有難い自由の意味は
全く違うのだと
誰か教えてやってくれ
後悔するようなことがあっても
悔恨があっても
まだ二本の足で立っているなら
その痛みが
大きな財産になる
いい勉強になったと思えれば
それだけで恵まれていると考える
はたからみじめに見えても
自分さえ納得していれば
それだけで十分
みじめに見えても
不幸に見えても
それは自分の気持ちじゃない
胸を張れとも
下を向けとも
言わないが
どんなことがあっても
納得できれば充分なのだ
草生した線路の上を
走って走って
遠くに街灯が見えて
空が白んできて
あのトンネルを抜けたら
そろそろ日が昇るだろう
どこが終着駅か
地図もないから
わからないけど
走って走って
途中の廃駅で
時々休憩して
また
走って走って
誰かが近くに居るようでいて
昔誰かが往来しているようでいて
実は誰も
通ったことのない
そんな人生のレールの
終着駅が見えるまで
走って走って
駆け抜けて