なぜ根拠のないデマはあっという間に拡散するのか…「ウソか真実か」より「わかりやすい」を信じる人間の本質 国際政治学者が正しい情報を得るために行っていること
#プレジデントオンライン
https://president.jp/articles/-/85473
人間とは「わからない」ことに耐えられない。そこに根拠がなくても「わかりやすい答え」を示されると飛びついてしまう
〇「何故」の繰り返し
わかりやすいが根拠のない答えに引っかかってしまわないために「何故」を繰り返して、おかしいところがないかをチェックするしかない
〇感情論への対応
世間の意見が感情論で流されるとき(特に日本は感情論が先行しやすい)に、その流れに乗ってしまわないこと。冷静さが一番大事になる
感情は誰でも持っているが、それに目を曇らせてはいけない。
「なぜそうなるのか」を納得のいく理由が付くまで考えること
〇ネットの情報について
ネット社会になって爆発的に情報の量は増えているが、
- 情報が多すぎて何が正確なものかわからない
- 集めるだけで精査しない
「なぜそうなるのか」について納得がいく理由がついているものを選んでいくしかない。
また、一見不条理にみえても見方や角度を変えてみると、その角度や立場なりの理由はつく、ということは往々にしてある
国や大勢をまきこむ事象では、一見めちゃくちゃでも、それなりの理屈が通っていない限りは継続するのが難しい。
〇説明がつかないこと、は起こりえないのではないか
上記の通り考えていくと、全く説明のつかないことは起こりえないのでないか?ということ。
不可解な話でも、見方や価値観を変えれば説明がつくのではないか
〇陰謀論等にはまらないために
「人や政治を動かしているのは、いったいなんであろうか」というのを常に考えてその「何故」を繰り返すしかない
自分勝手な理屈を通してしまうことを防止する必要がある。勝手に話を一つ作ってしまい、本来つながってない話をつなぎ合わせて納得してしまうと、現実化から乖離していってしまう
〇デマが広がるわけ
人は納得したい生き物。わかりやすい印象的な答えが出てしまうと安易に飛びついてしまう。
本来なら仮説を立て、検証しそれを積み重ねていくことで真実に近づいていくしかないのだが、労力をかなり使うので、分かりやすい簡単な答えを示されてそれに飛びついた方が、「楽」
「世の中は複雑だけど、いうほど不条理ではない」
「理屈の通る答えはそれなりにある」