揺らぎ

朝から雨降り
出かけられる気配はない

茶香炉に
蠟燭を入れ
なんとはなしに
炎の揺らぎを見る

規則正しい
雨音と関係なく
ゆらゆら
気まぐれに揺れる
そこに自由を見た

そうこうしていると
茶葉の香りが
漂い始めた