白い兎が逃げるを読んで


火村助教授シリーズの短編集ですね

軽快なテンポと謎解きのカタルシスがたまらないです

火村助教授がホームズ役、有栖川さんがワトソン役ですね。やり取りがいつも軽快なのでストレスがないのと、大阪在住の身としては地理がわかりやすいのもいい

それに凝りに凝った犯人のトリックって、そこまで考える冷静さがあるなら〇人事件は起こさないだろうとか、その知力でどうこうなる前に解決できてたんじゃないのかとか、生駒山にこっそり埋めてくる方がいいんじゃない?とか思うのでちょっと一歩引いてしまうというか。そういう贅肉がないので好きです

ダイイングメッセージの話は、偶然が最後に絡んで思わぬところからという、意外性がまた面白いですね。