有名な漫画、花の慶次の原作ですね。花の慶次は少年ジャンプだったので、バトルに重点を置き、慶次郎のいくさ人、豪胆さ、いい男っぷりをメインにしていましたが、大人向けの原作の方は少し様子が違います
前田慶次郎がいくさ人、豪胆、いい男というのはそう書かれているのですが、人を見る眼があり、風流にも通じていて、本音で話をする人間にはとても優しいふうに描かれています。細かい気遣いもできて人当たりもどちらかというと柔らかい感じ。
政治的な話においても相当な洞察力があるし判断力もある。戦で大活躍もするのですが、人事、外交方面の活躍の方がはるかにすごいような気がします。まあ物語なので誇張もあるでしょうが。
あと、主要な登場人物も結構魅力的です。石田三成と対面するシーンが私は一番好きです。