名作で大分短いということだったので読んでみました
キューバの年老いた漁師が小舟で漁に出て巨大なカジキマグロと三日間の死闘の末釣り上げるが、疲労困憊の帰路でサメに襲われせっかくの獲物が・・・という話
もう現役の働きはできないと思われているくらいの老齢、もう相手にすることは無いと軽蔑されているような老人なのですが、漁のイロハを教えてあげた少年だけは老人の力量も、まだ力が残っていることを知っている・・・
三日三晩の死闘の生き生きとした描写、帰路の何とも言えない絶望感、這う這うの体で帰り着いた港での人の温もり。中々詩的でありながら情報量も多くドラマチックだったので私は面白かったです