十代のころからずいぶん読んだ星新一さんの連作です
このアイデアを昭和に思い付いたのがすごいですね。令和の今でも感心します
街を管理するコンピューターがネットワークを通じてつながり世界を覆いつくす規模になる。もともと人間の為に作られたコンピューターが人間の為に働き続けた結果、その強大なコンピューターネットワークが行きついた結論とは。
最初のほうの話はコンピューターネットワークが色々と人間のことを知るために電話を使って人間を試す話です。
そこから色々不穏な事態が起こっていき・・・
最終的には嘘のような平穏な生活が人々を包んでいきます。
その間コンピューターネットワークがしていたこととは。そしてコンピューター群の出した結論とは何だったのか?
SF漫画とかゲームでありがちな設定ですが、こちらの小説の方が先発でしょうし、話も奥が深くて感心させられます。最後の受話器から流れてきた、人々の問いに対する答が話をばっちり〆てくれます。