イノベーションの話1

この業界は消滅すると思った…脱プラで窮地に立ったストロー最大手を救った「第3のイノベーション」とは これこそ日本の中小企業にぴったりのイノベーション

#プレジデントオンライン

https://president.jp/articles/-/76993

環境悪化の問題からプラスチックストローから紙ストローへの移行が進んだ

オープンイノベーションとは


他と違い日本ストローは紙ストローではなく、「環境配慮型ストロー」を開発しプラスチックストローのまま需要を確保した。植物成分由来でいずれ分解されるというもの。

ただし、客にとっては普通のプラスチックストローに変わりはないのでどうアピールするのかという問題がある

〇「コア商品を強化するためにコア商品周辺で補完的に行うイノベーション」

補完的イノベーション・・・技術面ではなく組織やマーケティング戦略の刷新

日本ストローの競合品は輸入ストロー

マーケット市場をコンビニ市場に集中させる

●コンビニ市場にアタックした補完的イノベーションとは

  • 滑らかな飲み口(紙ストローより使い心地がいい)
  • 素早いリードタイム(発注から納品までが早い)
  • 環境に配慮していること
  • スムージー専用ストローの開発と供給

環境経営に敏感なトレンド、コンビニに配慮した。少し考えてみると、消費者にとってはストローが環境に配慮されていようがいまいがあまり変わりない。清潔で飲みやすければ十分である

セブンイレブンで売られているスムージーに対応した専用ストローを開発し、コア商品である普通のストローの販売促進に寄与


破壊的イノベーション(従来の常識を一変させるくらいのもの)の例

  • フィルム写真にとってかわったデジタル写真
  • タクシー業界に大影響をもたらすライドシェア
  • レンタル業界を壊滅させたサブスク動画配信

破壊的イノベーションは劇的だがリスクが相当大きくなる


〇中小企業に向いているイノベーション(第三のイノベーション)とは

補完的イノベーションになる。朱威力商品は変わらないし、投資額も小さい。失敗しても企業全体が受けるダメージは少なくリスクが低くなる。ローリスクなイノベーションになるので積極的に活用すべき