一作例外があるようですが、スタントマンなし、CGなし、ワイヤーなし、早回しなしのガチンコスタイルのアクションです。
昔何作か観たのですが、NGシーンを最後のスタッフロールに持ってきたりしてくるところはジャッキーチェンのオマージュかもしれませんね。ジャッキーチェンもガチンコスタイルで撮影し、何回も大けがをしているようですし。
主人公はゴリマッチョというよりイケメン細マッチョ。スピード感抜群の格闘シーンがとにかくかっこいいです。
ストーリーはおまけ程度といいたいところですが最後のところでちゃんと泣かせに来ます。しかし主人公の強烈な飛び回し蹴りと肘打ちは見ていてほれぼれしますね。スローモーションでアクションシーンの見せ所を複数回見せるやり方もはまっています。カーチェイスあり大爆発あり乱闘ありと、ジャッキーチェン映画が好きな人には嬉しいですね。
一作目のかなり昔の話です。主人公の名前が一作目と同じなのと、例の仏像が関係してるのと、終わり方がかなり意味深なので何かあるのかもしれません。
・・・・アクションメインでストーリーは完全におまけかと思ってたら割と壮大な話になりそうです。今回も格闘アクションが見所ですが主に武器を使用しています。素手もあるのですが、見どころは終盤の三節棍と鎖鎌だと思います。あれ本当に戦力になるんだなと。
前回と違いBGMもテクノっぽいのから壮大な音楽に代わっているし、割と幻想的なシーンもあります。前回はジャッキーチェンの映画のオマージュ色が強かったですが今回は独自色が強いです。
とりあえず一旦話は完結します。アクション重視というより演武、といった感じですね。例の仏像の来歴が明らかになるのと、アクションよりなんというか、映像美というか雰囲気たっぷりの演武が売りなのでしょう。アクションはシリーズの中では控えめです。1みたいなのを期待してるとがっかりするかもしれませんが、私的にはとてもよかったです。戦象部隊と入り乱れて大バトルするところがアクションの一番の見せ場かと。1の主要登場人物3人とムエタイの師匠の僧侶の前世ということかもしれません。音楽のセンスがシリーズ中抜群なのでヘッドホンかいいスピーカーがあるといいと思います。エンドロールでの主人公の演武もきれいでいいです。
…さて残りの三作はどうなのでしょう。アクション重視なのか雰囲気重視なのか。無限大は売り文句をみると明らかにアクションだろうと思いますが。
・・・・タイといえば誰かナレースエン大王の英雄譚を金かけた映画にしてもらえないですかね。