薄利多売をやめるという戦略

タダ同然のお茶を「1杯5000円」で売り出し大逆転…佐賀・嬉野の茶農家が”薄利多売”をやめて起きたこと アルバイトをしなければ妻子を養えなかったのに…

#プレジデントオンライン

https://president.jp/articles/-/83560

〇一杯五千円のお茶の魅力

ティーツーリズムという観光プログラム。参加費一万五千円で三杯のお茶と茶菓子が付く。

客室で置いてあるお茶を除き、施設内のお茶をすべて有料にした。「水やお茶はタダのサービスではない」という価値観を確立した

お茶の価格は年々下落を続けていて、お茶だけでは生活していけないので、新たな価値の創造や、ほかの経営も考える必要があった


〇小売りの現実

実際の小売りに求められているのは、室よりも安さの方である、ということ。茶葉は需要が減っていく傾向にあったので、強気の価格設定だと問屋に買ってもらえなくなった。

薄利多売の構造から抜け出さないと、生産者の思うお茶の価値で付けた値段では買ってもらえない

〇新たな価値の提示「質で勝負すれば高く売れる」

一杯千五百円でお茶を売るという提案。

カフェでは1000円が当たり前なので大丈夫という話で押し問答の末に、一杯800円、茶菓子付きとなった。

価値と世界観の提示「値段よりも高級感と体験の希少性」

  • 肥前吉田焼でお茶を出す
  • 生産者が目の前でお茶を入れる
  • 清潔感のある純白の衣装で品の良さと統一感をだす

徐々に人気が広がり、色々目玉も増えた。

「需要があるから値段を上げることができる」