蒼天航路を読んで

蒼天航路(文庫版全18巻)

曹操を主人公とした、三国志をベースとした物語。正史と演技と独自解釈が入っているので、三国志を基にしたストーリーであるとした方がいいです。正史のファンの人はトンデモやんけ!になるかもしれませんが、こだわらないことと、別視点で描くストーリーとして楽しめると思います

曹操というと人材コレクターと言われるくらい有能な人材を配下に抱えていますね

超男くさい董卓。今までの三国志関係を見ていると脂の塊みたいなイメージがありますが、筋肉の塊で剛の者ですね。悪逆非道なのは変わりありませんが。

史実では馬超ってそんなに活躍した記録が無いのになんかすごい人と言われますね。演義の影響でしょうか。魏延みたいな荒々しいタイプの方が面白いです

曹操陣営では、軍師の中では郭嘉とカクみたいな癖のあるタイプ、武将では夏侯惇や曹仁といった人として面白いタイプが好きですね。

張梁とか、荀彧、夏侯淵とかもすごいのですが人として出来すぎていて(笑)

関羽の描かれ方とか、ちょっと好きではない(最後の方は人外感がある)所もありやっぱりトンデモなのは事実ですが、そういうものと思って読めば面白いかと。


諸葛一族が人外みたいな描かれ方をしているのも批判の一部でしょう。蒼天航路の世界の設定ではそうなっているみたいですし。

正史の諸葛孔明って記録に残っている人物の中で過労〇した人の中で最も有能(偉大とはちょっと違う)な人ではないでしょうか

まあ蜀の陣営って軍師と文官で有能な人がいないイメージですし、孔明にしたら自分でやるしかないと思っていたりもあるのでしょう。君主の劉禅も暗君としての方が有名ですしね。