ザ ジョーカーを読んで


裏社会の何でも屋の話。着手金は百万、それに報酬で厄介事を請け負うという裏家業の話。基本的に相当損な立場なのとジョーカーの名前の由来で色々納得できます

結構、否応なしに大変な事件に巻き込まれる話が多いのと、依頼人も結構なワルである場合があります

ハードボイルド小説の入門編にはいいと思います

着手金が高いし、人に手をかけることは避けるし、調査がメインではあるが、主人公の説明通りで、大分損な役回りをして問題をどうにしかしている感じですね

最後のジョーカーが今で二代目で、他の裏家業でも後を継いでる人がいる話があまりにも悲しすぎるというか、問題の二代目の人の心が皆の知らない間に壊れていたのがかわいそうというかなんというか。オチも結構ビターな終わり方です