歴史上の有名人にたいするコメント、といった体なので抜粋は控えめにしています
◎信長の特徴として粘り腰があって一挙に決戦委は持ち込まない。自分のペースに常に持ち込んでいく。
◎家康の生涯を見ると、どんな出世しても威張らないというか、何か名利というものを突き放して見る客観性を持っている。どんな厳しい時でも我慢をし、長生きして59歳で大勝負をした。
◎信長は内部粛清をあまりしなかった。反抗する外側には苛烈なことをしたが。秀吉は政略で敵を抱き込んで自分の政権の内部に組み込んでいくやり方をしたもともとそういう素質があった。秀吉の出世の一番の糸口は、愛嬌とやさしさ。家来をこき使いもするが、大変ゆったりとして、大損害を出す戦いかたはせず、部下に安心感を与えた。
◎戦国時代に常にあったのは「死の恐怖」。戦場に出て死ぬか生きるかはやってみないとわからない。常に死の恐怖がある。それを忘れるために、食欲や肉欲に走る者がいたり、禅やお茶に行って精神世界うを見ようとするもの二つに分かれた
◎信長や家康は社会組織というものを突き放して見る目を持っていた。武士としての知性、客観性というものがあった。死んでしまったら何もなくなるといったもの
◎日本の対外戦争はポイントの戦では勝っているが、全体では負けている場合が多い
◎秀吉は成功しすぎた。最後もともかく現世にしがみついていた。家康は成功してもちょっと苦みというかこの世は仮の姿だという味があった
◎近世の扉を開けて信長が荒々しく変革して、それを秀吉が敷衍して、体制を固めたのが家康
◎組織が巨大化すると硬直する。各部門で利害関係が生じ現状打破といっても口だけになる。そこで他の力が他から加わるとがたがたになり、組織が傾く。その時初めて変わってくる。
◎勉強しない人はいるけど日本の民度は高い
◎家康未は用心深い面、勇猛化果敢な面と色々な面がある。根が生えたようにじっと頑張るといいう性格で、用心深さと粘り強さで一つ一つ危機をかいくぐり、負けるファクターを巧妙にかいくぐっていった。用心深いのに大勝負の時はものすごいエネルギーを発揮する
- 信長は横暴だけど能力主義
- 家康は人の一生はこんなもんだという突き放した見方ができる
- 秀吉は段々と栄華におぼれて知性が鈍った
◎人間の一生を見ると頂点まで上り詰めるとまたダメになるの繰り返しがほとんど。成功すると没落が始まる