・・・思ってたのと違いましたが、ためになることは書いているはずなので…
◎自分の身を支えるのに、煙幕かもしれないけれど教養や知識で煙幕を張って、相手を言い負かしたり、レトリックで潜り抜けたりする。
◎民主主義が爛熟すると、主にマスメディアから出てくる世論を無視できない。内心を隠して妥協に次ぐ妥協ということも時にやらざるを得ない
◎裏切るにもそれなりの礼儀作法がある。どういう理由で裏切るのか、どういうことを行き過ぎというのか、どういうのを受け継ぐのか。そういうことを明確にするべき。流れに任せてカメレオンのようにコロコロ色を変えるだけではだめ
◎いわゆる発展途上国というのが発展するには社会主義的政権が最適である
◎視野の広さと長さについて
今日は負けたとしても、負けたら帰ればいい。また明日なり一年後なりに勝てらばよいと考えるたくましさも必要
◎文武分離の間違い
文と武、文章と行動、認識と実践は相互応答がある。武道という言葉が示す通り、それは人間の道であるから倫理がある。倫理は物事の道筋で、武が成立するのは精神、文化、儀式がある。文と武、言語と体というのは表れは違えど、根源において通底している
◎恋というのは忍ぶ傾向があり、愛というのは露わにする傾向がある。恋は相手と距離があり、愛は相手と近い。西欧流のLOVEというのはオープンにするところがある
◎集団の場における言葉は責任を追及される。
◎アメリカ一国で資本主義をやっているというよりは、アメリカ大陸全体で資本主義や、またはそういうものの実験場にしている
◎デモクラシーを訴えることで国民の多くを網にかけることができ統一的な雰囲気を作ることができる。実はそれが大掛かりな戦争の根っこになることにもなる
◎ヨーロッパで言う自由は、自由気まま、アメリカで言う自由は弱者救済の意味合いがある。
◎近代とはいわば模型を作る時代。それが定着すると常識となる。イノベーション、革新ということは、新しい模型を作ること
◎生産者と消費者で言えば変化を作るのは明らかに生産者。消費者はあくまで個人で変化を作る組織も金も情報もない
◎友愛の対義語は競合やせめぎ合い
◎絵の本質は額縁である
額縁は秩序。これがないと自分の人生というのはなかなか絵として納まらない
◎人間というのはある種の戒律がないと自分がどうなるかわからない。自分というのは現世の戒律、秩序を受け入れて何とか成り立っている
◎昼の光に夜の闇の深さがわかるのか
◎日本の組織は最後に責任をとらないボトムアップ、欧米ではトップが責任を取るトップダウン
◎人間なり人間関係が空恐ろしいまでに矛盾に満ちていて、危機に満ちていて、いくら矛盾を解決しても次々矛盾が出てくる。すべてが解決された状態はもはや完全に神の世界というべき夢想の物
◎本当は青春とはそんなに明るいものではない。もっと鬱屈としたもの
◎流通するモード、あるいはファッションとなるのは単純極まりない模型である必要がある
◎人間というのは一見不合理なもの。その不合理を引き受けないのは人間じゃないな
◎生きていくことに必要不可欠なものに消費者は選択の余地はない。自由市場といっても自由ではないものがある
◎自由市場というけれど売り手と買い手に情報の格差がある。買い手のほうは常に情報が不足している