老子入門を読んで1


老子入門を読んで気になったところをピックアップしました

柔弱謙下は、アグレッシブに行っても行き詰ったときに対になる思想として知っておくのも有効だと思います

全体的に現代社会の価値観のアンチテーゼみたいな形で覚えておこうかなと

◎富や文明は生活をより便利にし快適にしたかもしれない。しかし本当にそれは人を幸福にするものなのか。人を欲望の泥沼に引きずり込み、知恵は欲望と絡んで詐欺を助長するものではないか。実は世道人心を荒廃に導いているのではないか

◎柔弱謙下

万事慎ましく控えめに、己の分を知って背伸びせず、無知無欲を信条として人と争わない。一身の安全を保持する道で、剛強、傲慢不遜に対となる生き方。

◎足るをしれば辱められず、止まるを知れば危うからず、以て長久なるべし

◎柔弱とは

福を求めるよりも禍に罹らないこと、成功するより失敗しないこと

◎愛の反対に憎悪がある。君主たるもの万民の全てを包容する為には愛憎の情をすて無心に徹するべき

◎法令はどんなに整備しても必ず法網を潜る者が現れて、かえって犯罪者が増える。むしろ法令や政令は簡素化する方がいい

◎人の行為には、誤謬も失敗もあり、成功といってもそれは一時的なものである

◎わざとらしいことをしないことで万事うまくいく

◎人々の在り方は「大道」を離れて「径」にそれるもの。それはなまじの知恵、才能があるからだ。

◎聖人は内面的自己を充たすことに努め、感覚的快楽を求めない。あちら(俗世)の華美を捨て、こちら(内面、自然)の素朴につく

◎武器は不吉の道具である。戦争に勝利を収めたからと言って喜んではならない。それは人を〇すことを喜ぶようなものである。そのような心構えでは志を天下に得ることはできない

◎兵馬に踏みにじられ戦禍にさらされた村落はそのあとに住むものもいない。田畑も荒れるに任せてしまう。大きな戦争の後は必ず凶年になる

◎太古素朴の世、人々は無知無欲であり秩序は保たれていた。人知が進むと人は悪知恵を働かせるようになって人心が荒み世は乱れた。そこで人知による規範として、仁、義、孝の教えができた

◎功を絶ち利を捨てれば盗賊になることはない。得難い財貨を貴ばなければ人民の間に盗賊はいなくなる

◎礼とは真心が自ずから形として現れたもので、心が失われて形だけが独り歩きすると虚礼が生まれてくる。また礼は相互の応酬を本旨とし、一方が礼を行ったのにもう一方が応えないとなると両者の関係は悪化する。「礼は乱のはじめ」になる危険がある

◎上徳は己の徳を意識しない。下徳の人は己の徳を失うまいとし、結果、徳が身につかない

◎これこそが理想とされる道は恒久不変でなく、これこそ名だと示せるような名も恒久不変ではない

◎有を以て利をなすは無

有形のあらゆるものの根底には何もない空間がある

◎上善は水のごとし

最上の善は水のようなもの。万物をよく潤し、恩恵を与え、高きを競わず、むしろ人々の嫌がる低湿の地に安んじている

◎賢にして財多ければその志を損ない、愚にして財多ければその過ちを益す

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