ブッダの生涯を読んで


宗教家としてのブッダではなく、哲学者としてのブッダに非常に興味があります。心の持ちようを学べたらいいと思っています。

私にとって気になった部分を纏めました

◎凡夫は欲望と貪りに執着しているが、眼あるひとはそれを捨てて道を歩め。この(世の)地獄を越えよ

◎あなたが死ななないで生きられる見込みは千に一の割合だ。君よ、生きよ。生きたほうがいい。命があってこそ諸々の善行を成すことができるのだ。

◎悪魔の使う八つの軍隊について

  • 欲望
  • 嫌悪
  • 飢渇
  • 妄執
  • ものうさ、睡眠
  • 恐怖
  • 疑惑
  • 見せかけ、強情、謝って得た利益、尊厳、名誉、そして軽蔑

◎世の中には多くの異なった心理が永久に存在しているのではない。ただ永久のものだと想像しているに過ぎない

◎一切の「哲学的」断定を捨てたならば、人は世の中で確執を起こすことはない

◎自勝者強、知足者富

自らに勝つものは強く、足るを知るものは富めり

◎生きとし生けるものは幸福であれ、安穏であれ、安楽であれ。また、全世界に対して無量の慈しみの意を起こすべし

◎妄執を知って乗り越える。つまり知ることが乗り越えることになる。その理を知って、そして怠ることなく励む。妄執を捨て去ることが生きる道。

◎尊敬と謙遜と満足と感謝と(適当な)時に教えを聞くこと。これがこよなき幸せである。

◎永遠の法

有意義な価値のあるものも活かされなければそれは死んでしまう。お互いに人々が助け合って進むならそれは滅しない。

◎罪は欲望から生じ、苦しみは欲望から生じる。欲望を制することによって罪や苦しみが制せられる。

◎どの方向に心で探し求めても自分よりさらに愛しいものをどこにも見いだせなかった。そのように他の人々にとってもそれぞれの自分が愛おしいものである。それ故に自分を愛するものは他人を害してはならない。

◎善く説かれる言葉の四つの特徴

  • 見事に説かれたことばのみを語る
  • 理法のみを語る
  • 好ましいことのみを語る
  • 真実のみを語る

◎「和をもって貴しとなす」そういう態度でみんなが協力している限りは彼らの国は栄えて衰えることはない

◎この世で自らを島とし、自らをたよりとして、他人をたよりとせず、法を島とし、法をよりどころとして他のものをよりどころにせずにあれ。「自己に頼れ」「他のものに目がくらんではいけない」

◎諸々の自称は過ぎさる。つまり諸行無常

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