地の巻は省略します
〇兵法の道において、心の持ちやうは、常の心に替る事なかれ。
常に平常心！
〇いづれも先の事、兵法の智力を以て、必ず勝つ事を得る心、能々鍛錬あるべし。
先手必勝、常々鍛錬せよということだと思います。・・・基本後攻なので耳に痛い
〇兵法、戦の内にも、とをこす事肝要なり。
戦や兵法において中心の問題をどうにかすることが重要であるということだと思います
〇物毎に勝つといふ事、道理なくしては勝つ事あたはず。
物事に勝つには正しい道理が必要だということ。ちゃんと筋を通さないと本当の意味では勝ったことにならないということだと思っていますし、実際道理、大義名分みたいなものがなくなったら終わりだと思います
〇ある所をしりてなき所をしる、是則ち空也。
色即是空ってことじゃないですか。
解説感想抜きで気に留めておきたい言葉をピックアップしました
我、神仏を尊びて、神仏を頼らず。
一理に達すれば万法に通ず。
人のまねをせずに、その身に応じ、武器は自分の使いやすいものでなければならぬ。
道においては死をいとわず思う。
これくらいですかね。正直なところこの本は、相手の不意を突くことを勧める話が多くてちょっとどうかなと思うところもあるのですが、勝負の話をしているのだから仕方ないのかもしれませんね