夏に見るにはちょうどいいかと
怖いけど怖すぎず、しん。とした雰囲気になります
この世界観に入り込めたら相当楽しいですが、それができないと面白いとまではいかないかなと
短い話にいろいろ詰め込まれています
〇狐の嫁入りの話
この湯の住人ではないという独特に気味悪さの表現と、ちょっと幻想的なのがマッチして不思議空間の雰囲気がすごくいいです
夢を見ているという夢の理不尽な展開も再現してて好きです
〇ひな人形の話
本人にしか見えない少女を追いかけていくと・・・
幻想的でちょっと悲しくて、いいですね。雅楽のシーンは幻想的で妖しくてこれはすごいですね。CGなしでここまで雰囲気出せるんだなって。
花吹雪のシーンでDVDの限界が露呈てしましたブルーレイだったら最高だと思います
〇吹雪の話
大吹雪の動画はDVD+大画面だとだいぶつらいです。アップコンバートでは無理がありますね。
命の灯が消えかけてる表現というか演技が地味ながらすごいなと。
これは実は途中の遭遇シーンでこと切れてたと考えたらいいのかな
それとも純粋に助かったのか?そこら辺は語られていないですね。でも夢ってこんな感じで終わりますよね
〇トンネルの話
三途の川ですね。ホラー色が強いので私は好きです。放映当初は大分ビビった話です
演技だけでここまで表現できるのはやっぱりすごいし、そこが古めの映画の魅力だとわからせてくれます。
野口の演技は本当に説得力というか表現力がすごいです。切ねぇ。それともう・・・といのを顔色で表現しているのも工夫だと思いましたし、途中で主人公も?アレ?って思えてしまいます。
主人公の演説が割と心に刺さりますし、これがオチへの伏線であるという…
〇絵画の話
絵の中に入り込むってまさに夢の中の話ですね。
絵の中の世界だから現実世界とどこか違う、というのも表現されていてこれは興味深いです。
最後の地平線の向こうはまだ何も書いていないのかもしれませんね
〇爆発した話
あまり詳しく書くのは気が秘める設定なので割愛。
メッセージ性が大分強いのと、台詞のセンスが光ります。結構強烈だと思います
〇鬼の話
霧が迫ってくる斜面を歩くところがなんとも幻想的というか夢であるあるだなと思いました。この話は若い時にビビり散らかした記憶があります。結構怖いです。
これもメッセージ性があります。メッセージ性が強い話をつなげてみると、どういう主義であるかよくわかります。
〇水車の村の話
のどかで、ある意味これは理想郷を描いたのかと思われますが…
寝ているときに見る夢ではなく、理想としての夢、だと思います。
死生観に関してはとてもいい考え方だと思います。ほっこりするしこういう考え方は尊敬します
・・・言いたいこともよくわかりますがちょっとクドい説教はどうかと思います。まあ、理想としての夢なので仕方がないのかもしれませんが。
終わり方は非常にいいです。ダークな話がいくつかありますが、それをこう〆るのは好感を持てます。ほっこりさせてくれるのはいいですね。