CPと満足度の話

「ビールはミニ缶135mlがコスパも満足度も最高」お金にシビアな銀行マンが350mlや500mlに目もくれない理由 350ml缶と同額を払うなら「おいしい一口目」を2日分味わえる

#プレジデントオンライン

https://president.jp/articles/-/83782

言っていることはよくわかるのですが、みみちい感じがしなくもない(笑)

〇コスパが高い思考

最小のお金で最大の幸福を得るという考え方。


〇限界効用逓減の法則

ビールの一口目が一番おいしくて、二口目、三口目とだんだんおいしくなくなっていくようなもの。

aria AIの説明によると

限界効用逓減の法則は、経済学や消費者行動の理論における重要な概念です。この法則は、消費者がある財やサービスを消費する際に、最初はその消費量が増えると満足度も増加するが、ある程度を超えると追加の消費量ごとの満足度が次第に低下していくという原則を表しています。

以下に、限界効用逓減の法則の概要をまとめます:

  • 効用:効用とは、消費者が財やサービスを消費することによって得る満足度や便益のことを指します。
  • 限界効用:限界効用とは、最後に1単位だけ消費を増やした際の追加の効用のことを指します。
  • 限界効用逓減:限界効用逓減とは、消費量が増えるにつれて限界効用が次第に低下していく現象のことを指します。
  • :たとえば、アイスクリームを食べると満足度が高まりますが、2杯目、3杯目と食べ続けても満足度が同じ程度で上がらない、あるいは下がることが限界効用逓減の例です。

限界効用逓減の法則は、経済学において消費者の購買行動や需要曲線の理解に役立ちます。この法則を考慮することで、企業や政府は財やサービスの価格設定や供給量を最適化し、市場での効率的な取引を促進することができます。


〇情報の非対称性

売り手と買い手の情報量の差があるという話(基本は売り手の持つ情報量が多い、買い手不利)

情報の非対称性は、市場経済において重要な概念です。この概念は、経済学やファイナンス分野で広く議論されています。情報の非対称性とは、取引の一方の当事者がもう一方よりも情報を持っている状況を指します。

情報の非対称性には、以下のような特徴があります:

  • 情報の非対称性の原因:情報の非対称性は、市場参加者の中で情報の入手や処理に関する能力やコストが異なること、あるいは市場における情報の非公開性が原因となることがあります。
  • 逆選別:情報の非対称性がある場合、通常は情報を持っている方が有利になるため、劣悪な商品やサービスが市場に出回る可能性が高まります。これを逆選別と呼びます。
  • モラルハザード:情報の非対称性が契約や取引において存在すると、一方の当事者がリスクを背負うことなく振る舞おうとする現象が生じることがあります。これをモラルハザードと呼びます。
  • 市場の効率性への影響:情報の非対称性があると、市場の効率性が損なわれる可能性があります。情報の非対称性が大きいほど、市場価格が情報を反映しきれず、価格歪みや市場の不均衡が生じやすくなります。

情報の非対称性を理解することで、市場参加者や政策立案者は、情報の透明性を高める取り組みや契約条件の改善などを通じて、市場の効率性を向上させる努力を行うことが重要です。


〇比較優位の原則

比較優位、とにかく得意分野で勝っている所。比較優位に集中して、いっそのこと他はアウトソースすればいいのでは。

比較優位の原則は、国際貿易理論において重要な概念です。比較優位の原則によれば、ある国が他国よりも特定の財やサービスをより効率的に生産できる場合、その国はその財やサービスの生産に特化し、他の財やサービスは他国から輸入することで、双方の国が経済的に恩恵を受けられるとされています。

以下に、比較優位の原則の概要をまとめます:

  • アダム・スミスの考え方:比較優位の原則は、18世紀の経済学者アダム・スミスによって提唱されました。スミスは、個々の国や個人が自国内で生産効率を高めることで、国際貿易全体がより効率的になると主張しました。
  • リカードの理論:デヴィッド・リカードによってより形式化された比較優位の原則は、国際貿易における生産の特化と相互依存性を説明するために使われます。リカードの理論によれば、どんな国も何かしらの財やサービスにおいて比較優位を持っており、それに基づいて貿易を行うことで、双方の国が豊かさを増すことができるとされています。
  • 貿易の恩恵:比較優位の原則に基づいて貿易を行うことで、生産性が向上し、消費者はより多くの品物をより安く入手できるようになります。また、労働者もより適した仕事に従事することができ、経済全体の効率性が向上します。

比較優位の原則によって、国際貿易が国内および世界経済全体において効率性と繁栄をもたらすメカニズムが理解されます。この原則は、自由貿易を奨励し、各国が自国の比較優位を最大限に活かすことで、経済的な利益を最大化することを目指します。