会議のポイント

「みんなの意見は正しい」はウソである…ダメな会社がやめられない「残念な会議」のシンプルな共通点 「会議のための会議」が生まれ、職場はギスギスになる

#プレジデントオンライン

https://president.jp/articles/-/83757

重要事項は多数決にしないことがポイントだそうです

〇多数決のデメリット

  • 意思決定の質が下がる(凡庸化)
  • 意思決定後に悪影響が出る(みんな一緒と弛緩しやすい)
  • 業務の生産性が下がる(多数決で結論が出たら思考停止してしまう)

多数派=正しいではない。意見が良くも悪くも真ん中のあたりに集約する(凡庸な意見)。多数派に不利なことは否決される=保守的になりがち。現状維持バイアスがはたらきやすい。

〇意思決定する意味とは

いちいち意思を決定しないといけない理由は、会社や組織のリソースの量が限られているので、「何をすべきか」「何をやりたいか」と取捨選択したうえで意思決定したものにリソース(資源や労働力等)を集中して運用する必要があるため。

多数決で決めて思考停止=リソースの無駄が生じやすい=生産性の低下

〇多数決での決定後の悪影響

  • 責任が分散して所在がはっきりしなくなる
  • 賛成派と反対派の対立が発生する
  • 決定理由の客観性が怪しい(みんな言ってるから正しいであろう)

〇多数決の意思決定のコストは大きい

多数派に有利な意見が通るように根回しが必要になる。根回しには労力と時間がかかる。

決定理由の客観的説明、根拠があいまいになりやすく、上下の意思伝達がうまくいかないので、上からの差し戻しが増え、業務が無駄に増える

意思決定が誤りだった場合の検証ができなくなってしまう。そもそも決定理由の客観的説明が怪しいので、何がおかしいかをはっきりできなくなる

〇多数決に限らない決定の一つの方法

誰かが出した案に対して議論をし尽くしたうえで結論を出し、参加者に異論がないか尋ね、それがなくなればその案を意思決定として採用する