武田信玄の名言格言の抜粋の抜粋

色々と評価が分かれている有名武将ですが。調べるとこれだけ逸話や記録がある、というのはそれだけ色々やった人、ということでいいのかと

人事に関しても人心掌握してたと言われるし、外交もえげつないとはいえ、みたいですが、勝頼のころにツケが回ってきてどうしようもなくなってたという話もありますね

〇武将が陥りやすい三大失観

  • 分別あるものを悪人とみる
  • 遠慮あるものを臆病とみる
  • 軽躁なるものを勇剛とみる

分別あるものの意見は深く考え熟慮する価値がある

勇猛さだけでは足りない。軽率無策ではただの蛮勇

相手を知る、使うのに、一見に(第一印象等、見た目)惑わされず、真の姿を知らないと能力を活かすことはできない


〇失敗や敗北には必ずその根本原因がある。

敗北するということについて、運命だった、仕方がなかったと思考停止してしまう輩が多い

しかし、冷静に敗因を探ると、何が問題であったかは具体的にわかる。運命といった理由ではなく、負けた人間側に理由があるとわかる。それを改めて次に生かすことが重要


〇自分のしたい事より、嫌なことを先にせよ

この心構えがあれば、挫折や自滅を大幅に減らすことができる

嫌なことは、たいていがやるべき重要事項になる。先に済ませること

嫌なこと厳しい事厄介なことを先に終わらせることで、心の負担が軽減され、次の課題への意欲も湧き上がることになる

●心の準備と行動の順序これをきっちりすれば、大抵のことは成し遂げられる


〇人に規則を守らせるには、目上の者がまず自制し、慎まなければ人はついてこない

自分が率先して規則を守り自制することで、家臣もそれについてくる。それが団結力となる。このことを通じて統率力となっていく

規則は厳格にしそれを全員で守ることが、統率と団結力のもとになる


〇一人働きは無用

独力の行動は短期的な一時の成果になりえるが長期的には組織の破綻につながる

一人の力で成し遂げようとも集団の力を無視すれば、最終的に全体の大きな失敗につながる結果となる。

重要なのは一人一人が集団の一部と自覚し、その一部として最善を尽くすこと


〇勝敗は6分か7分勝てばよい。8分の価値はすでに危険であり、9,10分の勝ちは大敗を招く。

圧倒的勝利により、大きな油断が生じ、次の準備の障害となる。敵も慎重に、sの油断をつく策を練ってくる。

勝利の余韻に浸る余裕=次の敗北の契機

勝利しても次の危険を見据えておくことが大事

6,7分の勝利で適度な緊張と長期的な勝利がもたらされる


〇すべての事柄において、最も大切なのは人である

技術や道具、能力や資産といったものを活用するのも、損なうのもすべては人がすること。したがって人間関係を大切にし、情け深く理解をもって接するべきである

慈悲と共感を持って接するものは味方として心から支えてくれる。

憎しみや怨念を持つものはいずれ敵となりうる


〇もう一押しこそ慎重に

勝利が目前に迫った瞬間こそ、一番注意すべき瞬間である。この「もう一押し」の瞬間は、油断し自制心を失いやすい瞬間である。

何が何でも勝利したいという思いが、冷静な判断を鈍らせる結果にることはよくある

一呼吸を置き冷静に。状況を確認して確信が持てたら行動に移す