全部読んでるのですが、近くの図書館に結構あってそれで読んだり家族が読んでるのでそれを読んだりで、前に掃除したときに廃棄したりもあり、二冊くらいしか残っていませんでしたが。
それはそうと、私にとってこのシリーズは「良いマンネリ」だと思います。
怪異が起こり貴族に源野博雅が、「あの恐ろしい陰陽師」安倍晴明の友人ということで取り次いでくれと頼まれる、位の高い人の命令を伝えるように言われる
怪異の原因が割と悲しい話であることが多い
人間って悲しい生き物やな
しみじみと酒を飲む。
陰陽師だけに安倍晴明が主人公ですが、主要メンバーの術師や色々な人が、貴族とか朝廷の付き合いが非常に面倒に思っているので、主人公の一人である源博雅が、怪異の解決を安倍晴明に頼んでやってくれと貴族に泣きつかれるパターンか、晴明が先輩術師に押し付けられるか、芦屋道満に面倒事を押し付けられる、興味本位で話に首を突っ込むパターンになってる気がします
芦屋道満は敵でも味方でもなく、悪友腐れ縁みたいな感じで、芦屋道満は頼まれれば位の高い人の呪詛何かも平気で引き受けますが、仕返しが怖く誰も手が出せない、でも大体途中で面倒になるか、本人の目的が済んだら放り投げてしまいます。その時に安倍晴明に頼るように仕向けている(後始末させる)ような話が多いですね。おわったらすまんかったな(ニヤニヤ。仕事まわしてやったんだから、貸しやで。酒おごれ。って出現する爺さんですね
最近の話を見ると、晴明より芦屋道満の方がお気に入りなのかな、と思います
スピンオフの、「翁」では芦屋道満が主人公の一人でした(晴明はまだ生まれていない?)私の嫌いな「光源氏」の話でした
光源氏のアレは、いろいろと駄目だと思います。一言でいうと変態(イケメン)が自分勝手に悩んだり浮気するだけの話に見えてしまいます。
斉天大聖と名乗る通力を得た大猿の話がいくつか出てきますが、斉天大聖=孫悟空なはず。改心する前、というか封じられる前?なのでしょうか。時代的にはこちらの方が後になるのですが、どう見ても改心してないので。
話としては「安達原」が好きです。切ねぇ。
話として面白かったのが
「はるかなるもろこしまでも」こういう夢見ながら寿命を迎えるのは幸せじゃなかろうかと。
「白蛇伝」話の重要人物であるお坊さんのセリフが心にグサッと刺さります。そうだよなぁって。切ねぇ。終わり方が好きです
この時代には存在しないけれど、この非道イケメンは、チーズバーガーをぶつければ退治できるのでは
わたしはアンチ源氏物語です