どん底を乗り切るための準備として
人間はだれしも自分と向き合って絶望するときはある。
〇限界が近いと人は感情がなくなっていく
限界が近くなると脳が自己防衛のために感情を遮断し始める。心をマヒさせることで自分の心を守ろうとする。麻痺はしてるがしっかりダメージは受けている。
そうなってくるなら、可能であればそこから逃げること
〇限界の心をユーモアが癒す
地獄のような環境でも人の心を失わないために「自然、芸術、笑い」に触れることが大切。笑えば心は救われるし、芸実や自然は心を和ませる。これが生きるエネルギーになる。疲れ切った心をいやす防衛手段である。
〇長期的な希望を持ち続けた人だけが生き残る
期限付きの期待や頑張りは報われなかったときに絶望に代わる。「〇〇までに」ではなく、「いつか」叶うという希望を持ち続けることが絶望に対抗する手段になる
「未来は絶対によくなる」と信じることが一番ぶれない長期的希望になる。もしくは短期的希望がかなわなくても「なんとかなるだろう」と考えておくことで絶望する度合いはグッと軽くなる
〇辛い時は自分を待ってくれている存在を思い出す
子供や家族、未完成の仕事や趣味、そういうものを思い出す。この世に絶望しきっている人でも、愛している人や物が必ずあるはず。それを思い浮かべること
〇私たちは人生に問われている
「俺は何のために生きているんだろう?」と自分の人生の意味を問うのではない(答えが返ってこない)
「お前は何のために生きているんだ?」と自分の生きざまを人生から問われていると考える
人生からこう問われると、我々は行動で人生の意味を答え続けるしかできなくなる
「我々が人生に絶望しても、人生は我々に絶望することは決してない」
我々は人生から試され続けているということで、「この状況でお前はどうするの?」と問い続けてきている。その答えは行動で示すしかない
〇この苦しみが一体誰の役に立っているかを考える
自分の苦しみが人の為になっていると考えることができれば、それは励みになる
この苦しみは何のため?誰のため?これをきっちり考える。苦しみ、絶望の意味を考える
「苦悩から逃げずに生き抜いたとき、過去はその人の豊かな財産になる」
〇人はどういう状況になっても、自分の態度は選ぶことはできる
すべての自由が奪われても、どういう態度をとるかの自由だけは自分に必ず残る。