達人の化学

物事を極められないのは途中で投げ出したから、だそうです

練習量と上達の相関関係については必ずしも直線ではない。

確かに、練習とか勉強してて、あるところで爆発的に進歩する点があると思います。仕事でもそう、ある時いきなり何かが身につくというか、歯車がかみ合う点があり、爆発的に進歩することは経験しました

心理学でいうところの本来の意味での自己実現が近い考え方だと思います

この世の中のあらゆるものは、学び、成長し、停滞期間があり、それを耐え続けるとやがてまた成長する。これの繰り返し

〇プロになる人は、プラトーが来ても練習をやめない

勉強や訓練しても上達が実感できない停滞期間をプラトーと呼ぶ。ここでやっても無駄と投げ出してしまうとそこで終わり。この期間は忍耐と継続あるのみ

プラトーとの付き合い方がうまい人がプロになる


〇プロになる人はほとんどの時間をこのプラトーで過ごす

プラトーとはまるで出口の見えない洞窟のようなもの。ようやくプラトーを出たら上達が実感できるようになり、やりがいも感じることができるが、すぐにより強大なプラトーに突入する。それの繰り返し。

上達したければ、ほとんどプラトーの中で過ごさなければならない


〇何もマスターできない人の特徴

  • 新しもの好き
  • 情熱のないタイプ

成長を実感できなくなると新しいものへ興味が移る。私見では停滞期でも惰性で続けるくらいはしておくといい。

向上心が無い人、自発性のない人は言われたことだけやるので、簡単に心が折れる

プラトーに耐えて頑張り続ければその先に成長があることに気づくことが大事。飛躍に必要なのは、準備期間。


〇プロになる人はその物事が好き

達人になる人はプラトー自体を苦に思っていない。継続していればいつか上達すると知っていれば心は折れない。

「好きこそものの上手なれ」好きだから苦にならない。


〇プロになる人は学び続ける

「学ぶ」とは賢くなるためではなく、「変化」するため。ありとあらゆるものから新しいものを学んで、変化することが重要。

「私はもう完璧だから学ぶことは無い」と考えるのは勘違いザコ。


〇努力を習慣にする

意識して努力をしなければならないので、しんどい。努力するのが当たり前、ライフサイクルの一部になれば継続できる。

ホメオスタシスは精神面でも働いている。現状維持を好むように本能的にプログラムされていることは理解した方がいい。

学ぶ=変化する=ホメオスタシスによる抵抗がある

学び、練習を延々続けているといずれそれが当たり前になっていく。逆に変化が無いとホメオスタシスが働いて、「学びたい」、「練習したい」となる。

本当に何か起こしたいなら、スケジュールと時間管理を徹底するといずれ習慣化する


〇プロになる人は短期目標で終わらない

ハードなスケジュールの短期目標だけ組むと、それが終わったら何もやらなくなってしまう。プロになるとは終わりなき成長の道。努力に終わりはない。

私見ではあるが、アファメーション、大目標として理想や夢を設定し、その間のチェックポイント、休憩地点に現実的な小目標をステップアップ方式で設定していくのがいいと思う。


〇勝つことが全てではない

勝つこと、結果が全てではない。周りから見ると100%結果が全てでそれしか見てもらえない。

毎日努力してきた自分に「結果が全て」と思わせると、ズルや近道を探してしまい良くない。自分に関して結果に至る内容や、努力の内容をみっちり見ること。試合は自分の能力のお披露目で、勝ち負けではないので、能力を出し切ることを目標とする

  • 勝った場合、今の努力の方法が間違ってないので継続
  • 負けた場合、努力の仕方に再考の余地がある変化の時期