君主論を読んで3


纏め続きです

◎傭兵に関して最も危険なことは彼らが無気力であること。援軍に関して最も危険なのは彼らが有能であること。これらの軍隊を避け、自己の軍隊を保有することが重要になる。他人の武器は背中からずり落ちるか、重すぎるか、窮屈であるかである

◎君主は戦争の訓練を決して念頭から離してはならない。戦時より平時において訓練に励まなければならない。

◎自らの力に基づかない権力や名声ほど頼りなく不安定なものはない

◎君主は戦争と軍事組織、軍事訓練意外に目的を持ったりこれら以外の事柄に考慮を払ったりしてはならない。それというのもこれのみが支配される側の人間に期待される唯一の技能だからである

◎武力を持たないためにこうむる災厄の中で最たるものは他人による軽蔑であり、君主たるものが避けるべき不名誉のうちの一つである

◎君主は歴史を読み、その中で偉人達の行動を考察しなければならず、勝因と敗因を検討して勝者を模倣し敗者を回避しなければならない。

君主は生活態度を守り、平時にあっても努力を続けこれらを活用し、逆境にあってもそれを活用できるようにすべきである。このようにして運命が変転した時でもそれに抵抗する準備ができる

◎なされるべき事柄を重要視するあまり、実際なされている事柄を顧みない人は自らの存続より破滅を学んでいるようなもの。

何故ならば自らの職務が全てにおいて良きことを実行しようとする人は良からぬ人々の間にあって破滅するからである。時として自らが良くない人間になりうることを学び、必要に応じてこのような行動をとることも学ばなければならない。

◎君主においてはその地位が高いため避難や硝酸の的になる資質が注目される。そのうち良いとされるすべての資質を一人の君主が持ったり、完全にそれに従って行動することはできない。

君主は自らの地位の存亡に関わる悪評を避ける方法を知り、存亡に関わらない悪評を可能な限り避けうる程度には賢明である必要がある。

◎美徳と思われる行為が破滅を招くことがあり、悪徳と思われる行為が自己の安全と繁栄が生ずる場合がある

◎君主が害を被らずに人々に明らかな形で気前良さという美徳を示すことはできない。したがって賢明な君主はけちであるという評判を気にすることはない。気前良さほどそれを発揮する人自身を食い尽くすものはない。

◎あまりにも慈悲深いとかえって混乱状態を招きそれを放置する事態に陥る。極めて少ない処罰(ある種の残酷さ)で平和を維持する方が重要。新しい権力には多くの危険が伴うので残酷という評判を免れるのは不可能と考えるべき

◎思慮と慈悲心とによって自らを抑制し、他人を信用しすぎず、かつ不信感を抱いて他人にとって耐えがたい存在になったりしないようにするべき

◎人間は恐れている相手よりも愛している相手を害するのに躊躇しない。憎悪を避ける形で恐れられることは重要

◎残酷であるということは多くの兵を統率するために必要なこと

◎君主は自らの自由な意志に依拠するべきであって、他人の判断に依存してはならない。その際に憎悪を招かないようにだけ配慮すればいい

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