初っ端からフルスロットルな映画ですね。考察しないとちょっとついていきにくいところがありますが考察好き人間の私には最高の映画でした。
因みに犯罪系の邦画の中では
誘拐がとても好きです。でも一時間位ながらで見ていたら余裕で超えましたね。
まあ落ちまで考えると見やすいしきれいに終わるのは誘拐ですけど。
誘拐はレディジョーカーに通ずる何かがありましたね
太陽を盗んだ男についての感想
主人公に悪の教典の教師に似ているところを感じました。しかしこの主人公はちゃんと人の心を持っています。最後のほうのある場面の描写でそれがよくわかります。
社会風刺がきついのも面白いです(㊟映画が作られた年代)
主人公の目的の件について(意味深)がこの発想はすごいな・・・
ネタバレになるかもしれませんが主人公がこういうことをしたのは、孤独に押しつぶされそうになるのに耐えきれなくて無理心中したかったんだと思います。この映画の重要人物二人はそれを悟ったのでしょう。そういうセリフが心に刺さりました。それと主人公は心では泣いてるんだなと最後のほうのある描写でわかりました。
最初に出てくるおじいさんの話のところは暗喩でもあるんだろうなと。あれは主人公の分身を指している描写ではなかろうかと思います。
終わり方が印象的。いろいろ考えさせられるが、平和ボケしてるってことへの皮肉は少なからずあると思います。
主人公の変な明るさとかイッってしまっているところは何となくナチュラルボーンキラーズを思い出しましたが、主人公って本当はかわいそうな人だったんじゃないかと思えてなりません
それと私はナチュラルボーンキラーズはあまり好きではありません。