バカ増殖中の日本に知の巨人が警鐘…「精神年齢が幼児の大人」が社会システムを腐らせる絶望的事実 「論破」をありがたがる風潮が絶望的な結果を招くワケ
#プレジデントオンライン
https://president.jp/articles/-/87787
〇抑制を利かすということ
差別的な思考、利己的なことは心で思っても口には出さないものだった。常識が抑制の装置として働いていた。「これを言うことで自分にどのような利益がもたらされるか」を考え、「言わない方がいい」という抑制が効いていた。
相手に屈辱感を与えて、一時の爽快感を優先することで抑制が効かなくなった。長期的スパンで、自己の利益を考えると「言わない方がいい」ことの方が多い。本当の意味で利己的になれなくなっている
〇壊すことの快感
既存のものを「ぶっ壊す」。改革といった言葉にそう快感を覚えるが、本当に難しいのは、綿々と努力を積み重ねていくこと。創造する努力は、破壊する努力よりよっぽど大切。
〇危機感と効率
効率と収益性を重視しし過ぎて自給自足の考えを捨てると、危機耐性がなくなる。リスク管理といったものはそれだけ非効率でコストがかかるので、考えなしに放棄してしまう恐れがある
〇AIに勝てる唯一の人間のアドバンテージ
人間の想像力は暴走させることができる。シミュレーションの結果は大体想定内に収まるが、創造力を暴走させると想定外のものが生まれることがある