かくしごとを読んで

かくしごと全12巻

久米田さんの漫画と言えば読んだものは

南国アイスホッケー部(下ネタ全部リ)

勝手に改蔵(下ネタ、狂気、時事ネタ、社会風刺)

さよなら絶望先生(時事ネタ、社会風刺、設定が結構ダーク)

ギャグマンガですね。ちょっと毒があるような気がしますが、かくしごとは毒は大分弱まってます

シングルファーザーの漫画家(下ネタ漫画を描いている)が愛娘に自分の職業を隠すために四苦八苦するのと、割りとモテるので女性たちにも漫画のことを隠してドタバタする感じです。隠し事と書く仕事。というわけですが、どうやら設定とシングルファーザーになった経緯とか断筆するとか、色々不穏な話が見え隠れします(まあ心配はないのですが)

まあ勝手に改蔵もオチはちょっと少年誌向けでなかったですし、絶望先生も最初に絶望先生こと糸色望の登場シーンは(ラストの伏線になりますが)ショッキングですし、オチも少年誌としてはアウトの部類だと思います。まあ読み返して確認したくなる工夫がすごいと思いますが。

私としては勝手に改蔵が一番好きですが、人にお勧めるには毒がありすぎるかと思っています。エンディングを見ると暴走役と突っ込み役が後半入れ替わったり、部長の立ち位置(観察者)というのはそういうことなのかなと。

ネットで入ってきた話からすると、オープニングとエンディングだけ設定して、時事ネタとか社会風刺とか色々ネタを出して、頃合い見てエンディングに向かっているという書き方をしてるとのこと。

あと、さよなら絶望先生の単行本の表装に使われている紙が和紙っぽいちょっと特別に作ったものだったらしく、同じものの再販はないとかなんとか・・・