纏めの続きです。私にとって気になった部分だけを纏めています。
◎四無量心
- 茲無量心…友愛のようにすべてを慈しむ心
- 非無量心…他人の悲しみをわが悲しみとする心
- 喜無量心…他人の喜びをわが喜びにする心
- 捨無量心…快、不快や、非、喜にとらわれない心
◎四摂事(意訳)
- 布施…フェアに得たものをシェアすること
- 愛語…慈愛の言葉で他者と接すること
- 利行…利他主義の実践。「売り手よし」「買い手よし」「世間よし」。win-win
- 同時…他人と苦楽を共有して協働すること
◎すべては変化して一定ではないという無常を知ることによって老いも病も当然のこととして生き抜け
- 「一切行苦」…一切の形成されたものは苦しみである
- 「諸法無我」…一切の物事は我ならざるものである
◎八苦とは
- 生老病死…生きる苦しみ、老いの苦しみ、病気の苦しみ、死の苦しみ(四苦)
- 愛別離苦…愛するものと別れなければならない苦しみ
- 怨憎会苦…怨み憎んでいるものと会わなければならない苦しみ
- 五蘊盛苦…心身がコントロールできない苦しみ
◎大空を飛ぼうが大海に潜ろうが山中に籠ろうが、悪を為すことから逃れることはできない。死からも逃れることはできない
◎愛も、努力も、勝利も、ピュアでもなんでもない虚構である。心身すべてを支配されてはならない。常に自分自身への観察を怠らず、虚構だからこそ皆でケアしなければ簡単に壊れてしまう
◎求める心さえあれば、眼に見えるところ耳に聞こえるところ皆ことごとく教えである
◎この世にだれからも非難されないものは無い。この世にずっと非難され続けるものもない。そして、褒められ続ける人もいない
◎頭髪が白くなったからと言って「長老」になるのではない。ただ年を取っただけでならば「空しく老いさらばえた人」。誠実で徳があって慈悲の心があり自らの心身を調えた人は敬意をもって長老と呼ばれる
◎いかなる状況に人でも、人格は無条件に尊重されなければならない。「あなたがどんな人かは分かりませんが、私はあなたを尊重し礼を尽くして対面します」
◎ノーマライゼーションについて
様々な個性を区別することなく社会生活を共にしていこうという考え方
◎「良いことをして悪いことをしない」そんなことは三歳児でも知っているが八十歳になっても実践できていないだろう
◎物事にはすべて順序がある。異なる働きが備わっている。自分の都合で順序を捻じ曲げてしまったら、そのもの本来の持っている働きが失われてしまう。すべてが台無しになってしまう。