自分の壁を読んで2


纏めの続きです

◎無限の可能性で個性を伸ばしたりしたらサラリーマンになる人間なんて誰もいなくなる。本当は画家になりたいが才能がないからしょうがないとか色んな諦めが出てくる。どれだけ自分を捨てていくかが大人になるということ。何でも手に入れられるといつまでも思われても困る

◎濃密な人間関係にわずらわしさは付きまとうが大きなメリットがある。人を信用するとコストが低くなること。日本人同士がお互いに信頼していた時代は不信からくるコストが低かった。

「絆」の大切さを考えるときは、実は現実的にみて楽でコストがかからない

◎日本が国際化すると、日本人はうそつき、いい加減になり、不信のコスト(契約等)は上がる

◎言葉が動かせるのは人の考えだけで、その結果その人が具体的に動いたときにはじめて現実が動く。だから現実より言葉に誠実すぎる人は、現実が厳しい時に言葉に引きずられ、結構まずいことになる

◎絶対うまくいくことは大抵既に行われている。そうわかりきった事ばかりやっていれば閉塞感が生まれて当然。

◎質疑応答や議論がうまくいかないのは、「自分のほうがうまくやっている。偉いのだから任せろ」というマウントの取り合いになり、具体的にどうやったらいいかを議論しない。

◎何でもやたらとポジティブにやればいいかというとそうでもない。一種のブレーキとしてシニズム(冷笑主義)は機能する。

◎「政治にかかわらなければいけない」という話において、本当に必要な時は誰もが興味を持つ。政治が問題になっているときは社会に問題が生じている。

◎日本のような煮詰まった状態では政治の出番はあまりない。万事が必然であり、「これが悪い」というものにもある程度存在理由がある。政治的関心がない=切羽詰まってない

◎世の中そう簡単にいかない

一億人以上がいる国において、リーダー次第でガラッと変わるということがあるとすれば、それは不安定で良くないシステムと言わざるを得ない

◎本当は大抵の人はフラフラ生きていて、目の前のやることで精いっぱい。ただそれをやっていくうちに時折世の中に役に立つ。世の中を変えることも出てくる。それくらいでいいのではないか

◎閉塞感や生きづらさを感じているのは、大抵の場合自分で具体的に行動していないのではないだろうか

◎意識は根本的に他人の行動や思考を理解するためにある。自分の体の把握の為ではない

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